お葬式参列に際して困らないために

これまでに参列されたお葬式の光景を思い出してみてください。会場と日時の情報を受け、毎回出向く度に必ず繰り返されている、みなさんに共通する行為があります。それは、焼香の順番が近づくに連れ、平静を装いながらも先の順番の参列者の立ち振る舞いを詳しく観察、確認する作業です。時に、直前の数名の立ち振る舞いが各々異なれば、一気に不安感と緊張感に包まれてしまうのも、お葬式の場に慣れていない方々に共通することでしょう。

大人に連れられた小さな子供であれば、キョロキョロと周囲を見渡してみたり、親に訪ねてたしなめられる光景も問題ありませんが、私達成人ともなれば話は違います。故人との別れの場であるお葬式だからこそ、より自然かつスマートな作法が求められると同時に、間違っても場違いな失敗を笑いで誤魔化すことなど許されません。

こうした中、時に反面教師的な見知らぬ参列者と遭遇するのもまた、お葬式と言う厳粛な弔事に於いて少なくありません。当事者は喪服のつもりの服装の中に、明らかに不釣り合いなきらびやかな装飾品が輝いて相応しくない身だしなみかと思えば、さらに靴を脱げば鮮やかな原色の靴下を履いていたなど、少なからず見たことがある方もいらっしゃるでしょう。他にも、会場での言動や立ち振る舞いなど、後になって振り返ると明らかに失礼にあたる、あるいは違和感を覚える場面が蘇ることもあるかもしれません。自身がそんな立場となってしまわぬよう、正しい知識に基づく作法が求められます。

例えば多くの方々は、結婚式などおめでたい席に着用する礼服と、お葬式参列時の喪服をそのまま使い回せると捉えている傾向が否めません。ネクタイが白か黒か、あるいは装飾品を控えればそれで十分との認識は、半分正解ですが正確には間違いと明言せざるを得ません。靴や靴下、携帯するカバンや眼鏡のデザインやフレームの色など、本来注意すべきポイントは少なくありません。

ここでは今一度初心に立ち返り、踏まえておくべきマナーの基本中の基本に視線を合わせ、人生初の参列に臨む際の注意を今一度再確認します。既に十分わかりきっていると思っている注意点など、多くの方々が見過ごしておられた、あるいは誤って捉えておられる要注意点を、ご紹介する流れになるでしょう。いざという場面で困惑しないよう、ご遺族や他の参列者に失礼に当たる、誤った作法に及んでしまうリスクを回避すべく、ぜひ最後までご一読ください。

新着情報

2018年07月24日
ホームページを更新しました。